Japanese
English
臨床報告
腹腔鏡下虫垂切除時に判明したMeckel憩室茎捻転の1例
A case of Meckel's diverticulum torsion found in laparoscopic appendectomy
大熊 利之
1
,
田中 秀幸
1
,
水元 孝郎
1
,
富安 真二朗
1
,
箕田 誠司
1
,
金光 敬一郎
1
Toshiyuki OKUMA
1
1済生会熊本病院外科センター
キーワード:
Meckel憩室
,
茎捻転
,
虫垂炎
,
腹腔鏡
Keyword:
Meckel憩室
,
茎捻転
,
虫垂炎
,
腹腔鏡
pp.1147-1150
発行日 2008年8月20日
Published Date 2008/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102241
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はじめに
Meckel憩室は胎生期の卵黄腸管の遺残であり,消化管の先天異常としては最も頻度の高い疾患である1).しかし日常の臨床で遭遇することは非常に稀であり,通常は無症状で,開腹手術時あるいは剖検時に偶然発見される例が多く,術前診断は非常に困難である2~4).
今回,われわれは虫垂切除施行時に判明したMeckel憩室茎捻転の1例を経験し,腹腔鏡下での手術が非常に有効であったため若干の文献的考察を加えて報告する.
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