目で見る外科標準術式・40
乳房再建を前提とした経乳輪皮下乳腺全摘術
南雲 吉則
1
,
有木 かおり
1
,
丹羽 幸司
1
,
岡田 浩幸
1
,
吉武 哲
1
,
山口 悟
1
Nagumo Yoshinori
1
1ナグモクリニック
pp.1089-1095
発行日 2003年8月20日
Published Date 2003/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101477
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はじめに
乳房温存術非適応例には胸筋温存乳房全摘術が行われるが,皮膚および乳頭・乳輪の欠損を生じるため再建がより困難で,再建後も大きな傷を残す.そこで筆者らは第3の選択として,皮膚を切除せずに経乳輪的に乳腺を全摘する経乳輪皮下乳腺全摘術(trans-areolar total glandectomy:TATG)を提唱している.本法の導入により乳房再建は容易になった.
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