目で見るカラーグラフ 世界に向かう乳腺疾患診療の新技術・2
乳管内視鏡:技法の工夫
神尾 孝子
1
,
亀岡 信悟
1
Kamio Takako
1
1東京女子医科第2外科
pp.743-746
発行日 2003年6月20日
Published Date 2003/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101407
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
“乳癌の発生の場”である乳管上皮の微細な増殖性変化を直視下に捉えることのできる乳管内視鏡検査は,乳頭からのアプローチ法が1989年に日本で開発1)されて以来,装置の改良2)や技法の向上により,いまや乳腺疾患―とくに乳管内病変診断を行ううえで,確立された必須の検査法となっている.
本稿では,乳管内視鏡装置および良好な画像を得るための手技の工夫と要点について筆者らの用いている方法を中心に紹介する.
Copyright © 2003, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.