病院めぐり
大津市民病院外科
塩田 昌明
pp.395
発行日 2003年3月20日
Published Date 2003/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101285
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大津市民病院は昭和23年に23床の病院として開設され,昭和33年に診療科9科の150床を有する総合病院として生まれ変わり,増床と診療科の増設を行いつつ現在に至っている.
本院の所在する大津市は,滋賀県南に位置する県庁所在地で比良連峰などの山々と琵琶湖に囲まれた風光明媚な人口29万あまりの近畿の中核都市である.本院の二次医療圏は隣接する医療圏の一部を含みおよそ40万人である.平成11年4月に病院の増築・改修が完了し現在23診療科,562床で「良質で,清潔で,安全な医療」を病院の理念として日々の診療を行っている.また,木津稔院長の指導の下,改築以降病院機能の整備,充実が行われ,救急集中治療棟6床,第二類感染症病棟6床,緩和ケア病棟20床,結核病棟10床,血液浄化部20床,神経難病病棟30床,回復期リハビリテーション病棟28床,その他日帰り手術部,通院化学療法室を設置し,患者のニーズに応じた機能的な医療が行われるよう努力している.さらに平成13年4月に医療安全評価部会が設置され,各病棟,各科に52名のリスクマネージャーを委嘱し,医療の安全化を目指し病院全体として取り組んでいる.
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