Japanese
English
臨床経験
一般外科外来で遭遇する皮膚外傷に対する針・糸を用いた縫合処置
An external wound closure using a needle and a thread at out patient clinic of surgery
岡崎 誠
1
Makoto OKAZAKI
1
1市立伊丹病院外科
キーワード:
皮膚外傷
,
縫合処置
,
湿潤療法
Keyword:
皮膚外傷
,
縫合処置
,
湿潤療法
pp.1287-1289
発行日 2006年9月20日
Published Date 2006/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101146
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はじめに
通常,一般外科外来で遭遇する皮膚外傷の処置について,従来,施行していた方法が適切ではなかったことが最近になって指摘されている.特に,傷を消毒して毎日ガーゼ交換を行う方法はむしろ生体がみずから治癒するのを妨げ,患者にも疼痛を与えているだけでメリットはまったくない.すでにこの点に関しては論文1)や書籍2)で発表され,また最近では新聞やテレビなどのマスコミにもしばしば登場するようになった3).
本稿ではこの点には触れず,傷に対して針と糸を用いた縫合処置についての見解を最近の経験をもとに述べる.
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