Japanese
English
臨床報告・1
腹腔鏡下胆囊摘出術後の胆汁瘻に対し,早期内視鏡的経鼻胆管ドレナージおよび間歇吸引が有効であった3例
Three cases of effective endoscopic nasobiliary drainage(ENBD)with intermittent suction for biliary leakage following laparoscopic cholecystectomy
和田 伸介
1
,
唐原 和秀
1
,
柴田 智隆
1
,
内田 雄三
1
Shinsuke WADA
1
1新別府病院外科
キーワード:
腹腔鏡下胆囊摘出術
,
術後胆汁瘻
,
経鼻胆管ドレナージ(ENBD)
Keyword:
腹腔鏡下胆囊摘出術
,
術後胆汁瘻
,
経鼻胆管ドレナージ(ENBD)
pp.1259-1262
発行日 2006年9月20日
Published Date 2006/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101140
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はじめに
腹腔鏡下胆囊摘出術(laparoscopic cholecystectomy:以下,LC)は,胆石症に対する標準術式として広く普及している1).しかしながら,内鏡視下手術であるため,手術操作において開腹手術とは視野や操作性が異なることから,合併症の種類や頻度も開腹手術とは異なることが報告されている2).
LCの合併症の1つに術後胆汁瘻が挙げられる.われわれはLC術後の胆汁瘻に対して内視鏡的経鼻胆管ドレナージ(endoscopic nasobiliary drainage:以下,ENBD)が有用であった3例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
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