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特集 消化器外科医に必要な低侵襲治療の知識
消化管狭窄に対するステント留置
Stent placement for intestinal stenoses
前田 清
1
,
井上 透
1
,
西原 承浩
1
,
八代 正和
1
,
野田 英児
1
,
福永 真也
1
,
岡崎 博俊
2
,
杉森 聖司
2
,
山下 好人
1
,
大平 雅一
1
,
平川 弘聖
1
Kiyoshi MAEDA
1
1大阪市立大学大学院医学研究科腫瘍外科
2大阪市立大学大学院消化器器官制御内科
キーワード:
消化管狭窄
,
ステント
,
低侵襲
,
QOL向上
Keyword:
消化管狭窄
,
ステント
,
低侵襲
,
QOL向上
pp.1159-1164
発行日 2006年9月20日
Published Date 2006/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101123
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要旨:現在,ステント治療は胆道系や血管系,気管や消化管まで広い範囲で使用されているが,わが国においては消化管では悪性疾患による食道狭窄のみが保険適用となっている.近年,一部の施設においては食道のみならず胃,十二指腸,大腸の狭窄に対してもステント留置を試み,良好な結果が得られたと報告している.しかし,一方では致命的な合併症の発生やcost benefitなど,様々な問題点も報告されている.本稿では,消化管で施行されているステント治療の現況と問題点,今後の展望について述べた.
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