Japanese
English
臨床報告・1
ダブルバルーン内鏡鏡で診断したblind pouch syndromeの1手術例
A surgically treated case of blind-pouch syndrome diagnosed by double-balloon endoscopy
瑞木 亨
1
,
佐田 尚宏
1
,
安田 是和
1
,
永井 秀雄
1
,
山本 博徳
2
Toru ZUIKI
1
1自治医科大学消化器外科
2自治医科大学消化器内科
キーワード:
blind pouch syndrome
,
吻合病
,
ダブルバルーン内視鏡
Keyword:
blind pouch syndrome
,
吻合病
,
ダブルバルーン内視鏡
pp.1125-1129
発行日 2006年8月20日
Published Date 2006/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100965
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はじめに
消化管吻合に伴う合併症として,盲囊や空置腸管に種々の病的変化をきたす吻合病であるblind loop syndromeがあるが,このうち盲端となっている腸管に潰瘍形成や出血を生ずる病態を特にblind pouch syndromeと呼称する.
今回われわれは,小腸小腸の側々吻合術後30年以上経過してから下血で発症し,ダブルバルーン内視鏡で確定診断され,経過観察中に出血性ショックを呈し緊急手術を施行したblind pouch syndromeの1例を経験したため,文献的考察を加えて報告する.
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