私の工夫 手術・処置・手順
合成吸収性モノフィラメントのループ針を用いた連続縫合による閉腹法の工夫―とくにロックの手技
岡崎 誠
1
,
篠崎 幸司
2
Okazaki Makoto
1
1市立伊丹病院外科
2神戸掖済会病院外科
pp.470-471
発行日 2004年4月20日
Published Date 2004/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100601
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わが国では,長い間,閉腹操作は絹糸による結節縫合が行われてきた.最近,SSI(surgical site infection)防止および操作の簡便性より,腹膜を含む筋膜の縫合にモノフィラメントの合成吸収糸(PDS(R)Ⅱループ糸)を用い,連続縫合を行っている.手技上の工夫として,連続縫合時の途中のロックの方法,および途中において結節縫合を組み合わせることによって行っている点である.下腹部正中切開を例にとり解説する.
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