Japanese
English
手術手技 到達法・1
開腹・閉腹法
Laparotomy for the Abdominal Access to the Kidney and the Closing
小越 章平
1
Shohei Ogoshi
1
1高知医科大学第二外科
1The Second Department of Surgery, Kochi Medical School
pp.15-20
発行日 1991年1月20日
Published Date 1991/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900230
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はじめにお断りしておくが,一般外科専門の著者が,専門外のことを書くことに戸惑を感じたが,開腹・閉腹法を腎臓へのアプローチを意識した観点という注文に,外科の立場から述べるつもりである.所詮専門外の経験からで,とんだ見当違いなものになっているかも知れないが,泌尿器科研修医諸君のためにいささかでもお役に立てればと思い引き受けた.内容は,われわれの方でも外科研修医に日頃教えていることであり,開腹の基本について,ややくどいきらいはあるが,イラストも一部を除き著者自身によるものをそのまま使用した.現在は,いずれの病院も機能のよい電気メスを使用していると思うので,開腹も始めから普通のメスと鋏によるものではなく,電気メス,電気凝固を使用しての開腹術とした.ドレナージならびに開腹については,簡単になり過ぎたかも知れぬが,誌面の関係でポイントのみを示すにとどめた.(イラスト=小越章平)
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