Japanese
English
特集 イオンチャンネルと神経筋疾患
イオンチャンネルと末梢神経障害
Ion Channels and Disorders of the Peripheral Nerve
有村 公良
1
,
園田 至人
1
,
納 光弘
1
Kimiyoshi Arimura
1
,
Yoshito Sonoda
1
,
Mitsuhiro Osame
1
1鹿児島大学医学部第三内科
1The Third Department of Internal Medicine, Faculty of Medicine, Kagoshima University
キーワード:
Ne+channel
,
K+channel
,
conduction block
,
nerve hyperexcitability
,
peripheral nerve
Keyword:
Ne+channel
,
K+channel
,
conduction block
,
nerve hyperexcitability
,
peripheral nerve
pp.1115-1122
発行日 1997年12月1日
Published Date 1997/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406902108
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I.はじめに
末梢神経軸索は電気的特性に変換された情報を忠実に伝達する役割を果たす。この情報を伝達するのに軸索は単なるケーブルとしての役割のみならず,情報の効率的な伝達のために軸索形質膜に存在するイオンチャンネルで情報の制御を行っている。近年,この末梢神経,とくに有髄運動神経軸索のイオンチャンネル異常と疾患の関連が明らかになってきており,axonalchalnnelopathyとして報告されつつある1)。本稿では特に有髄運動神経軸索のイオンチャンネル異常と末梢神経障害の病態について総括する。
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