Japanese
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特集 神経系と生物毒素
節足動物毒素とイオンチャンネル
Arthropod venoms and ion channel.
中嶋 暉躬
1
Terumi NAKAJIMA
1
1東京大学薬学部薬学科
1Department of Analytical Chemistry, Faculty of Pharmaceutical Sciences, University of Tokyo
pp.531-538
発行日 1991年8月10日
Published Date 1991/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431900154
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I.はじめに
節足動物は哺乳類に対向する,前口動物としての一方の雄であり,膨大な種類を擁している。他の動物種に対する攻撃,防御,忌避物質としての毒をもつものも多く,それらの毒もさまざまな化学種が知られるようになった。さらに最近は,毒素のうち何種かはその作用機序が詳しく調べられるようになり,その作用様式から神経化学の発展にとって有力な手段物質となるものが現われてきた。
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