Japanese
English
特集 脳梗塞急性期の治療
脳循環代謝改善薬による治療
Treatment by Cerebral Vasodilators and Cerebral Metabolic Activators
大友 英一
1
Eiichi Otomo
1
1浴風会病院
1Yokufukai Geriatric Hospital
キーワード:
cerebral vasodilator
,
drug therapy
,
cerebral metabolic activator
,
treatment
Keyword:
cerebral vasodilator
,
drug therapy
,
cerebral metabolic activator
,
treatment
pp.797-805
発行日 1992年9月1日
Published Date 1992/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406900378
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はじめに
脳梗塞急性期の治療は,脳浮腫に対する抗脳浮腫薬グリセオールおよび血栓溶解を目的とした線溶促進薬ウロキナーゼが従来使用されている。また,脳代謝改善薬シチコリン製剤のニコリンも長い間使用されており,いずれも厳密な薬効評価で,その有用性が再確認されているものである。
最近,ウロキナーゼの次の世代の線溶促進薬として,組織プラスミノゲンアクチベータtPAが出現し,臨床評価が行われつつあり,一部は有用性が認められ,現在申請中である。脳代謝改善薬の脳梗塞急性期における有用性の調査は,幾つか行われてきていたが,ごく最近,その調査が終わり,市販されたものがあり,また,現在申請中のものがある。
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