書評
—J. W. Rohen(Erlangen-Nürnberg大学教授)横地 千仭(神奈川歯科大学教授)—Color Atlas of Anatomy A Photographic Study of the Human Body
山田 英智
1,2
1東京大学
2福岡大学
pp.219
発行日 1984年3月1日
Published Date 1984/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406205276
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- 文献概要
本書はErlangen大学のRohen解剖主任教授と神奈川歯科大学解剖学教室の横地千仭教授の共著になるもので,そのSubtitleに人体のphotographic studyとあるように,人体の解剖過程を示す多数の実物カラー写真を駆使して,人体の構造を図によって説明することを試みたものである。
医学における人体解剖学の教育ないし勉学のための図譜としては,古くから多くの優れたものが出版され,Sobotta,Toldt,Spalteholzなど私共の学生時代よく使われたものが現在でもなお生命を保って利用されている。そのような現状の中で,本書が企画された理由と目的は,この本の序文に著者らが述べていることに明らかで,本書の特色もまたそれにつきているといえる。
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