Japanese
English
CTスキャン アトラス3
脳血管障害
Cerebrovascular diseases
郭 隆璨
1
Ryungchan Kwak
1
1東北大学脳研脳神経外科
1Division of Neurosurgery, Institute of Brain Diseases, Tohoku University School of Medicine
pp.944-952
発行日 1978年9月1日
Published Date 1978/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406204298
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Computed tomography (以下CTと略)の開発3)以来,わずか数年のうちに頭蓋内疾患の診断が革命的な進歩を遂げるに到つたことは周知のことである。脳血管障害の診断および病態生理に関してもCTは瞠目すべき知見をもたらし,これまでの常識を書きかえつつある6)。もちろん,脳血管障害は脳血管病変を基盤として惹起される病態であり,脳血管撮影の有用性は失なわれるものではない。しかし,CTの今後の一層の改善とともに,CT所見と剖検所見との対比の研究などにより,CTからみた脳血管障害の診断率の向上およびより一層の病態生理の解明は期すべきものがある。現在もなお日々新知見はもたらされつつあるが,現在までに得られた脳血管障害に関するCT所見を疾患別に整理し,自験例を呈示する。
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