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海外文献抄録
Characteristic early elect roencephalographic changes in herpes simplex encephalitis: Clinical and virologic studies./Ch'ien, L. T., Boehm, R. M., Robinson, H., Lin, C. & Frenkel, L. D., Arch. Neurol. 34: 361-364, 1977.
大友 英一
pp.60-61
発行日 1978年1月1日
Published Date 1978/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406204185
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ヘルペス脳炎における特徴的な早期の脳波変化
3〜63歳の重篤な髄膜脳炎17例において発症後7日以内で皮膚のbiopsyに先立つて脳波記録を行い,その所見を検討した。全例ともヘルペス脳炎に相当する臨床症伏を示した。
脳からvirusを分離した5例では診断は確定したが,他の12例では螢光免疫学的方法では陰性であり,また脳組織からのvirusの分離も陰性であつたことから,ヘルペス脳炎の可能性は極めて小と考えられた。前述の5例(第1群)と後述の12例(第2群)の間では臨床症状および各種検査では有意の差は認められなかつた。
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