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編集後記
塚越 廣
pp.1230
発行日 1977年11月1日
Published Date 1977/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406204163
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- 文献概要
我々は神経学を広く学ぶことを望んでいるが,果して神経病全体に通暁していると言えるであろうか。昨年らいの患者を扱つて私がこの特異な神経病についていかに無知であるかを痛感した。
十年以上前から四肢の発疹と感覚障害のある中年の男で,多くの病院を回つたが診断のつかないまま,らいの可能性もあるとして送られてきた。温痛覚脱失が四肢遠位部,頸部などに局所的にあり,丘疹が四肢,殿部などに出没し,手指拘縮を伴っていた。確定診断のっくまで入院させたが,問題が幾つか起こった。
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