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編集後記
大橋 博司
pp.1129
発行日 1974年11月1日
Published Date 1974/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406203628
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- 文献概要
秋になると京都を訪ねて来る外人学者の客が多くなる。先日はAachen大学神経科のPoeck教授が来訪されたので,いろいろとお話をうかがう機会があった。教授は最近,失語症とその関連領域で,精力的な仕事を続けておられるので,この方面ではかなり有名になって来られた方である。
数年前に新設になったAachen大学では失語症の研究チームを作っておられる由だが,われわれにとってうらやましいと思ったのは医師2人に数人の心理学者,2人の言語学者,それから言語治療士が数人いるということである。日本の国立大学ではこんなに多くのパラメディカル・スタッフを得ることは望むべくもない。何とかよい方法はないかと思うのだが,今のところどうにもならない,頭の痛い問題である。
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