海外だより
Queen Spuareでの神経学卒後教育について
服部 孝道
pp.810-812
発行日 1974年8月1日
Published Date 1974/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406203584
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ロンドン大学の神経研究所である,Queen Square国立病院で,神経学の卒後教育をしていることは,ロンドンから出版されている神経学雑誌BRAINや,Journal of Neurology,Neurosurgery,Psychiatryに載っている学生募集の広告で,御存知の方は多いと思う。しかしその内容については,日本ではまだあまり知られていないようである。そこで私の過去2年余りの在学経験から,少し御紹介したいと思う。
ここの学生になる為には,特別な試験はなく,履歴書と推薦状2通が要求されるだけである。1年間に10週間単位のコースが3回ある他に,年間を通じて,種々な教育が行われているので,自分の希望する時期に,その期間だけの学生として,勉強することができる。病棟に所属して,実際に患者と接することもできるし,Neuropa—thology,Neuroradiology,EEG,EMG,Neurootology, Neuroophthalmology,Neuropediatrics,Neurosurgery等の専門分野で勉強することもできるようになっている。
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