Japanese
English
筋組織化学アトラス3
運動ニューロン疾患および類似疾患
MOTOR NEURON DISEASE AND RELATED DISORDERS
宇尾野 公義
1
Masanori Uono
1
1東京大学医学部第3内科教室
1The Third Department of Internal Medicine, Faculty of Medicine, The University of Tokyo
pp.762-766
発行日 1970年7月1日
Published Date 1970/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406202746
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神経筋疾患の成因,とくに筋機能および代謝面からの検索法として組織化学はしばしばかなりの偉力を発揮する。すなわち,①疾患が神経原性であるか,筋原性であるか,又は両者の障害が考えられるか? ②主として白筋系の障害か,赤筋系の障害か,又は両者の障害が考えられるか? ③筋代謝経路のどの部分で如何なる物質の欠陥を考えるか? ④骨格筋構築要素のうち,筋原線維,小胞体,ミトコンドリア,神経筋終板,あるいは筋紡錘などのいづれに障害部位を求めるか? これらは疾患の発症病理を理解する上に好材料を提供しうる。
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