印象記 第76回日本眼科学会
評議員会,その他学界全般について,他
杉浦 清治
1
1北海道大学
pp.942-969
発行日 1972年7月15日
Published Date 1972/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410204823
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第76回日眼総会は昭和47年5月19,20,21日の3日間奥田会長主宰の下に岡山市において開催された。岡山は今春新幹線が開通したばかりで,新緑の市街はどことなく華やいでいるようにみえた。開会の前日プラザホテルにて理事会・評議員会が開かれ,昭和49年度の総会開催地を東京とし,医歯大大塚教授が会長として主宰されることが決まつた。またそのさいの特別講演演者としては,会員から推薦されていた12氏の中から投票によつて九大生井教授が当選された。また昭和50年度の日眼総会は,医学総会の分科会として京都で開催され,京大岸本教授が分科会長となられることが決定した。昭和49年度の宿題報告は会員から27のテーマが寄せられていたが,投票によつて「手術顕微鏡下の眼科手術が」第1位,「網膜の微小循環」「ベーチェット病の原因と治療」,「白内障の生化学」の3つが同点で第2位,「緑内障における近年の進歩」が第3位となつた。そこで上位の4テーマについて再投票になり,策1位「手術顕微鏡下の眼科手術」,第2位「ベーチェット病の原因と治療」が残ったが,過半数に達しなかつたので決戦投票になり,結局「ベーチェット病の原因と治療」に決定した。ついで宿題報告担当者の選考に移つた。恒例により自薦他薦で候補者をあげ,投票によつて上位3名を選ぶこととし,結局浦山晃教授(秋田大),鬼木信乃夫助教授(九大),西山茂夫教授(北里大皮膚科)の3氏に決定した。
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