特集 第25回日本脳・神経外科学会総会
一般演題抄録・討論・総括—一般演題〔58〕〜〔125〕
泉田 重雄
1
,
岩原 寅猪
1
,
矢田 賢三
2
,
近藤 駿四郎
3
,
遠藤 辰一郎
4
,
三輪 哲郎
5
,
橋場 輝芳
6
,
伴 忠康
7
,
辻山 義光
8
,
星野 列
9
,
川野 正七
10
,
森安 信雄
11
,
川淵 純一
12
,
金谷 春之
13
,
景山 直樹
14
,
西本 詮
15
,
野村 隆吉
16
1慶大整形外科
2北大脳神経外科
3日医大脳神経外科
4福島医大遠藤外科
5東医大脳神経外科
6札医大脳神経外科
7阪大解剖
8慶大神経科
9広大外科
10長大第2外科
11日大脳神経外科
12群大脳神経外科
13岩手医大金谷外科
14関西医大脳神経外科
15岡山大脳神経外科
16国立名古屋病院
pp.378-431
発行日 1967年4月1日
Published Date 1967/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406202202
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【58】 末梢神経損傷断位が術後指趾小筋の機能回復に及ぼす影響に関する研究
慶大整形外科・柴垣栄三郎
われわれは日常しばしば指趾小筋支配神経損傷に遭遇するが,それが理想的に神経端端吻合が行なわれてもなお支配筋運動機能回復は他に比較し不良であることを経験する。指趾小筋は位置的に遠隔位にあるので神経再生の遅延は当然であるが,損傷レベルの差がいかに筋機能回復に影響するかを知ることは臨床上重要と思われるので家兎を用いて実験的に解明を試みた。
平均体重2.5kgの健康家兎60羽を3群に分け,右側脛骨神経とその支配筋である骨間筋を対象として実験し,左側のそれを対照とする。
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