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編集後記
椿 忠雄
pp.96
発行日 1965年1月1日
Published Date 1965/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406201772
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- 文献概要
第16巻第9号の編集後記に,雑誌の売れゆきについての編集者としての意見を書いたところ,出版社側ではさつそくこれに反応を示してくれ,次の編集会議の席で本誌の最近2年間ほどの印刷部数,在庫部数,実際の販売部数などの詳細な統計を示してくれた。
出版社は一般に実際の販売部数を秘密にしたり,または印刷部数を販売部数と称したりすると思われるふしがあるから,上記のように明確な数字を示されたのはたいへん良心的な態度だと思う。ところでその販売部数であるが,本誌はこのところまつたく順調に伸びている。そこでなぜこのように伸びているのか検討するつもりで,バックナンバーを開いてみた。いろいろと考えられるのであるが正確な理由はわからない。私は神経学への関心が増し研究者人口が増加したことが,雑誌発展の第1の理由と考えたいと思うが,しかしもちろんそれだけではない。
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