Japanese
English
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精神分裂病像に對するamytal曹達の効果
On the effects of sodium amytal in schizophrenia
靑木 義治
1
Aoki Yoshiharu
1
1國立國府台病院
1Kokuritsu Kōnodai Hospital of Ichikawa
pp.141-145
発行日 1950年5月1日
Published Date 1950/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406200108
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第1.緒言
從來amital曹逹を催眠鎭靜目的以外に精神分裂病に應用したのは1931年Solomon, Kaufmanを初めとして其のLindmann, Smith, Thorner, Broder, Foloy等で我國では,大谷,詫摩の研究を挙げる事が出來るが何れも本剤を用うる事によつて緊張病の昏迷状態の疎通性を一過性に打解くし得たと云う意味に用いられたに過ぎなかつた.
私はかかる観点から離れてMorgan等によつて行われた所謂amital Interviewの方法に規つて精神分裂病者に就いてこれを試み,そこに示された病症状の変化内容からして症状像の解明並びに施された治療効果の判定更には本病予後に就て何等かの推察が可能ではあるまいかと思われる所見を得たので報告する.
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