Japanese
English
Neurological CPC 107
流暢性失語で発症し,左側頭葉に高度の萎縮を認めた1例
An Autopsy Case of 40-year-old Male with Encephalitis Demonstrated Lesions of the Cerebral Cortex on MRI and Presenting Symptoms such as Delusion and Hallucination
長尾 毅彦
1
,
船田 信顕
2
,
高橋 学
3
,
森 秀生
4
,
河村 満
5
,
井上 聖啓
6
,
横地 雅之
7
,
高木 誠
8
,
織茂 智之
9
,
藤ヶ崎 純子
10
Takehiko Nagao
1
,
Nobuaki Funata
2
,
Manabu Takahashi
3
,
Hideo Mori
4
,
Mitsuru Kawamura
5
,
Kiyoharu Inoue
6
,
Masayuki Yokochi
7
,
Makoto Takagi
8
,
Satoshi Orimo
9
,
Junko Fujigasaki
10
1東京都立荏原病院神経内科
2東京都立駒込病院病理科
3東京都立荏原病院病理科
4順天堂大学医学部脳神経内科
5昭和大学医学部神経内科
6東京慈恵会医科大学神経内科
7東京都立荏原病院神経内科
8済生会中央病院神経内科
9関東中央病院神経内科
10東京慈恵会医科大学神経病理
キーワード:
primary progressive aphasia
,
frontotemporal dementia
,
Pick disease
,
tauopathy
,
motor neuron disease
Keyword:
primary progressive aphasia
,
frontotemporal dementia
,
Pick disease
,
tauopathy
,
motor neuron disease
pp.1073-1085
発行日 2003年12月1日
Published Date 2003/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406100578
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<世話人挨拶>
井上(慈恵医大) この度私たちは“Neuro CPC”を企画いたしました。これは,臨床的な所見を十分に記録できた患者さんのpathologyを,症候学と対比しながら何か見つけていこうという企画です。特に最近,神経病理学はちょっと疎んじられる傾向にある気もします。そういうなかで,やはり形態学に基盤を持って,神経内科臨床を見直したいという根強い思いが私たちにありまして,今日から始めさせていただくことになりました。
本日は2題用意してあります。1題は都立荏原病院,もう1題は慈恵医大のケースです。この企画は,neuropathologyにかなりの視点を置いていますので,専門の先生に私たちの取った所見に対するneuropathologicalなコメントをいただくことも眼目に掲げ,第一線でご活躍の神経病理をお得意とされる先生方にコメンテーターとして来ていただく方式をとっています。 以上の理由で,第1例のコメンテーターは順天堂大学脳神経内科の森 秀生先生,第2例は鳥取大学脳研脳神経病理部門の大浜先生に来ていただきました。
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