Japanese
English
Neurological CPC・104
脊髄小脳変性症様症状を呈し,MRIで両側歯状核赤核路の病変を認めた症例
A Case Presenting Clinical Features of Spinocerebellar Degeneration with Dentatorubral Tract Involvement in MRI
熊谷 智昭
1,2
,
山崎 峰雄
1
,
桂 研一郎
1
,
坂本 静樹
1
,
片山 泰朗
1
1日本医科大学第二内科(神経内科)
2北村山公立病院神経内科
キーワード:
adrenoleukodystrophy
,
dentato-rubral tract
,
MRI
,
cerebello-brainstem dominant form
,
spinocere-bellar degeneration
Keyword:
adrenoleukodystrophy
,
dentato-rubral tract
,
MRI
,
cerebello-brainstem dominant form
,
spinocere-bellar degeneration
pp.723-730
発行日 2003年8月1日
Published Date 2003/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406100531
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第46回CCN:神経疾患の診断と治療
2002年11月29日 於:アルカディア市ヶ谷
司会: 大友英一(浴風会病院)
世話人:大友英一,木下真男,岩田 誠
症例呈示
患 者 30歳,男性
主 訴 歩行障害,構音障害
現病歴 平成13年12月頃より階段昇降時(特に下降時)にふらつきを感じるようになり,同時期にパソコンのタイピングが下手になる,言葉が話しづらくなるといった症状が出現した。近医にて頭部MRIを施行したところ,小脳虫部と小脳半球上部の萎縮と第四脳室の拡大を認め,脊髄小脳変性症疑いにて,平成14年2 月2日当科外来を紹介受診した。精査,加療目的にて5月28日に入院した。
既往歴 (今回の病態と関係があるため伏せている。)
家族歴 特記事項なし。親族に同様の症状の者はいない。
出身地 東京都(両親は父;宇都宮,母;銚子の出身)
嗜 好 タバコ 17歳~,10~15本/日,アルコール 17歳~,機会飲酒
アレルギー 造影剤(薬品名不明)
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