Japanese
English
脳・脊髄のMRI画像アトラス
MRIにより診断した高血圧性脳症の1例
Hypertensive Encephalopathy Detected by MRI
西尾 陽一
1,2
,
津村 貢太朗
1
,
倉田 主税
1
,
岩井 良成
1
1川崎幸病院脳神経外科
2富山医科薬科大学脳神経外科
pp.78-79
発行日 2003年1月1日
Published Date 2003/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406100432
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- Abstract 文献概要
症 例 56歳,女性
主 訴 全身痙攣,意識障害
既往歴 特記事項なし。
現病歴 生来健康で,高血圧を指摘されたこともなかった。2001年9月頃より発熱と排尿障害が出現したため当院を受診し,諸検査にて褐色細胞腫と診断された。当院外科に入院となり,2001年10月22日に腫瘍摘出術を施行された。術後経過は良好であったが,術後4日目に突然全身痙攣をきたし精査加療目的で当科へ紹介,転科となった。外科入院後の血圧は160~180/90~130(mmHg)で推移していた。痙攣直前の血圧は不明であるが,全身痙攣直後の血圧は180/110(mmHg)であった。
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