Japanese
English
脳・脊髄のMRI画像アトラス
症候性Schmorl結節のMRI
MR Images of Symptomatic Schmorl's Node
木下 良正
1
,
安河内 秀興
1
,
田中 瑞雄
2
Yoshimasa Kinoshita
1
,
Hideoki Yasukouchi
1
,
Mizuo Tanaka
2
1田中整形外科病院脳神経外科
2田中整形外科病院整形外科
1Department of Neurosurgery, Tanaka Orthopedics Hospital
2Department of Orthopedics, Tanaka Orthopedics Hospital
pp.262-263
発行日 2006年3月1日
Published Date 2006/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406100151
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症 例 40歳,男性
仕事場にて前傾姿勢で荷物を運ぶことが多く,20年前にも一度腰痛を自覚したことがあったが自然に軽快している。約1カ月前に前傾姿勢で荷物を運ぶ際,急に激しい腰痛を自覚し安静にしていた。数日の経過で痛みはかなり軽減したが左臀部から左大腿後面のしびれが気になるため来院した。神経学的には左臀部から左大腿後面の感覚過敏を認めるのみで腰痛は自制内であった。単純腰椎X線撮影では異常を認めず,精査のため同日腰椎MRIを施行した。腰椎MRIでは第4,5間の椎間板のヘルニアと第5椎体上面にSchmorl結節(Fig. 矢印)を認め,それに接する椎体内の異常信号(Fig. 矢頭)を認めた。その後,症状は消失したためMRIの再検査は施行していない。
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