Japanese
English
短報
長期間の精神分裂病後に発症したAlzheimer病
A Case of Alzheimer's Disease after Longstanding Schizophrenic Symptoms
横井 晋
1
,
久賀 康二朗
1
,
天野 直二
2
,
柳下 三郎
2
Susumu Yokoi
1
,
Kōjiro Kuga
1
,
Naoji Amano
2
,
Saburo Yagishita
2
1沼津中央病院
2神奈川総合リハビリセンター
1Numazu Central Hospital
2Kanagawa Rehabilitation Center
pp.307-309
発行日 1991年3月15日
Published Date 1991/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405904918
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
Mayer-Gross(1969)はその教科書の中で,痴呆が知能の損傷という意味で使われるならば,精神分裂病はその人格変化とは対照的に,痴呆に陥ることはないと述べている。ここに呈示する症例は30歳前からいわゆる陰性症状に始まりそれに終始し,50歳頃から狭義の痴呆が始まっている。分裂病に痴呆が合併した症例の報告はほとんど見当たらない。
Copyright © 1991, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.