Japanese
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資料
1総合病院の救急外来における精神科救急—特に身体科医の関与
Psychiatric Emergency Service in a General Hospital
田村 達辞
1,2
,
岡本 泰昌
1
,
皆川 英明
1
,
松岡 豊
1
,
塚田 勇治
1
,
大森 信忠
1
Tatsuji TAMURA
1,2
,
Yasumasa OKAMOTO
1
,
Hideaki MINAGAWA
1
,
Yutaka MATSUOKA
1
,
Yuji TSUKADA
1
,
Nobutada OHMORI
1
1国立呉病院中国地方がんセンター精神科
2現,広島大学医学部神経精神医学講座
1Department of Psychiatry, Kure National Hospital
2Department of Psychiatry and Neurosciences, Hiroshima University, School of Medicine
キーワード:
Psychiatric emergency service
,
Physicians
,
Outpatients
Keyword:
Psychiatric emergency service
,
Physicians
,
Outpatients
pp.101-103
発行日 1999年1月15日
Published Date 1999/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405904700
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近年,包括的精神医療システムの構築の上で総合病院精神科に求められる機能として,身体合併症治療とともに精神科救急の必要性が指摘されている。精神科救急については,西山3)は自傷他害行為を伴う精神障害のため強制的に緊急な治療的介入を必要とする場合の「ハード救急」,精神症状のため自ら医療機関を受診する場合の「ソフト救急」と分類している。総合病院に求められる精神科救急としてはソフト救急が主体と考えられる。当院では身体科当直医が一次対応し,対応困難で精神科的関与が必要と判断された症例には精神科医の対応が要請されるシステムをとっている。そのため,身体科当直医の精神科患者への対応のあり方,頻回救急受診者の存在などが重要な問題となっている。そこで,今回我々は当院における身体科当直医のみで対応できた症例,および救急外来頻回受診者の臨床的特徴について調査,検討したので報告する。
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