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資料
救命救急センターに勤務する医師の精神健康—性格と対処行動様式の観点から
Mental Health of Physicians Working in the Emergency and Critical Care Unit
村岡 真理
1
,
永島 正紀
1
,
小島 卓也
1
,
矢崎 誠治
2
,
長尾 健
2
,
宮岡 等
3
Mari MURAOKA
1
,
Masanori NAGASHIMA
1
,
Takuya KOJIMA
1
,
Seiji YAZAKI
2
,
Ken NAGAO
2
,
Hitoshi MIYAOKA
3
1日本大学医学部精神神経科
2駿河台日本大学病院救命救急センター
3昭和大学医学部精神神経科
1Department of Neuropsychiatry, Nihon University School of Medicine
2Department of Critical Care Medicine, Surugadai Nihondaigaku Hospital
3Department of Psychiatry, Showa University School of Medicine
キーワード:
Mental health
,
Stress
,
Personality
,
Coping
,
Emergency and critical care unit
Keyword:
Mental health
,
Stress
,
Personality
,
Coping
,
Emergency and critical care unit
pp.1229-1233
発行日 1995年11月15日
Published Date 1995/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405903992
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■はじめに
医療スタッフの精神健康は提供する医療の質をも左右する重要な問題である。しかし,本邦では医師の精神健康に関する研究は極めて少ない3,4,7,8)。
救命救急センター(以下,救命センター)に勤務するスタッフのストレスは,性格傾向,ストレス対処様式,ライフイベント,ソーシャルサポートなど個人的な要因と,職場の業務内容,人間関係など職場側の要因が挙げられる。これらの問題の解決にはストレッサーとしての救命センターという特異な環境的要因と,そこに勤務する個人がどのようにストレッサーを処理していくかという個人の要因を明らかにしていくことが必要である。
これまで我々は救命センターにおいてリエゾン活動を行う精神科医の立場から,救命センターに勤務する医師の精神健康について検討を行ってきた7,8)。今回は,個人の側の要因について検討するためにセンターに勤務する医師の性格傾向とストレス対処行動様式を取り上げ,ストレスとの関連を調査した。
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