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私のカルテから
早期の精神科介入が奏効したと思われる心的外傷後ストレス障害の1例
A Case of Post-traumatic Stress Disorder improved by Early Psychiatric Approaches
森村 安史
1
,
永野 修
1
Yasushi MORIMURA
1
,
Osamu NAGANO
1
1財団法人仁明会精神衛生研究所
1Mental Health Research Center of Jinmeikai
pp.1234-1235
発行日 1995年11月15日
Published Date 1995/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405903993
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- Abstract 文献概要
6,000人以上の死者を出す大惨事となった阪神大震災では,被災者の「こころの問題」についても一般に議論され,心的外傷後ストレス障害(post-traumatic stress disorder;PTSD)の発症が心配された。
今回筆者らはボランティアの看護婦らによってフォローされていたPTSDの症例を診察する機会を得た。さいわい筆者らの危機介入によって病状の改善をみた。避難所での往診という診察の形式上,観察期間も短く,フォローも不能であったため症例報告としては不十分のそしりを免れないが,今後の研究の一助と考え,報告する。
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