Japanese
English
短報
ペンタゾシンとモルヒネ型麻薬の同時期依存例
A Case of Pentazocine and Morphine Type Narcotic Dependence
加藤 秀明
1
,
曽根 靖貴
1
,
田中 昌克
1
,
吉田 優
1
Hideaki KATO
1
,
Yasutaka SONE
1
,
Masakatsu TANAKA
1
,
Masaru YOSHIDA
1
1須田病院
1Suda Hospital
キーワード:
Pentazocine
,
Morphine type narcotic
,
Dependence
,
Antagonist
Keyword:
Pentazocine
,
Morphine type narcotic
,
Dependence
,
Antagonist
pp.431-433
発行日 1995年4月15日
Published Date 1995/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405903863
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ペンタゾシンはモルヒネ拮抗薬の中から依存性の少ない鎮痛薬を探し出す試みの中で開発された非麻薬性鎮痛薬で,我が国では1970年より発売され,現在広く使用されている。その依存は当初の予想に反してある時期多発したが,管理が厳しくなった最近は激減している。我々は10年ほど前のことであるが,ペンタゾシンとモルヒネ型麻薬を同じ時期に乱用した症例を経験した。ペンタゾシンはモルヒネに対し拮抗作用があるので,両者の同時期依存は薬理学的にも興味深い問題を含んでいる。このような報告例は,我が国にはないようなので,やや古い症例であるが簡単に報告しておきたい。
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