Japanese
English
短報
マスメディアの情報により自らパニック障害を疑って受診した患者
Patients with Panic Disorder who were Selfreferred by the Information of Massmedia
越野 好文
1
,
村田 哲人
1
,
大森 晶夫
1
,
村田 一郎
1
,
西尾 昌志
1
,
坂本 和雅
1
,
伊崎 公徳
1
Yoshifumi KOSHINO
1
,
Tetsuhito MURATA
1
,
Masao OMORI
1
,
Ichiro MURATA
1
,
Masashi NISHIO
1
,
Kazumasa SAKAMOTO
1
,
Kiminori ISAKI
1
1福井医科大学神経精神医学教室
1Department of Neuropsychiatry, Fukui Medical School
キーワード:
Anxiety disorder
,
Massmedia
,
Panic disorder
,
Somatization
Keyword:
Anxiety disorder
,
Massmedia
,
Panic disorder
,
Somatization
pp.107-109
発行日 1994年1月15日
Published Date 1994/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405903597
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■はじめに
DSM-Ⅲ1)によりパニック障害(PD)は疾患単位として確立された。しかも治療効果の優れた薬物のあることが確認され2,5,12),本症に対する精神科医の関心は次第に高まってきている。しかし,精神科以外の医師や一般の人々のPDへの認識はまだ十分とはいえない。今回,我々は多くのPD患者が精神科に相談することなく,精神科以外の診療科の受診を続けていることを見いだしたので,精神科医以外の医師への啓蒙が必要なことを強調するために報告する。
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