Japanese
English
研究と報告
デイケア終了者の5年予後調査
Five Year's Outcome after Day Care Treatment
菅原 道哉
1
,
安藤 美由紀
2
,
原沢 祐子
2
,
長浜 みちこ
2
,
石居 佳代子
2
,
森口 祥子
2
Michiya SUGAWARA
1
,
Miyuki ANDOU
2
,
Yuko HARASAWA
2
,
Michiko NAGAHAMA
2
,
Kayoko ISHII
2
,
Yoshiko MORIGUCHI
2
1東邦大学医学部精神神経科
2神奈川県立精神医療センター芹香病院
1Department of Neuro-Psychiatry, Toho University, School of Medicine
2Kanagawa Prefectural Mental Medical Center, Kinko Hospital
キーワード:
Daycare effect
,
Level of social adaptation
,
5 year's outcome
Keyword:
Daycare effect
,
Level of social adaptation
,
5 year's outcome
pp.745-752
発行日 1993年7月15日
Published Date 1993/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405903481
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【抄録】 デイケア参加群と退院後の外来通院のみの群との間で5年間の社会適応度を調べた。概括的にはデイケア参加群のほうが社会適応度は悪く,従来の報告のようなデイケアによる効果をそのまま認めることはできなかった。しかしデイケア入所時より自発性の乏しい,かつデイケア参加への動機の乏しい人々にデイケアに参加してもらい,終了後1.5〜2年の間社会適応度が改善したことはデイケアの効果といってよい。デイケア試行期間中,スタッフの意気込みも強く,賦活化を求めるあまりその後の外来通院中に自殺者を5人出してしまったことは今後の反省材料であった。
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