動き
「第17回国際神経精神薬理学会議(CINP)」印象記
秋山 一文
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1岡山大学医学部神経精神医学教室
pp.214-215
発行日 1991年2月15日
Published Date 1991/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405903007
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第17回国際神経精神薬理学会議(C. I. N. P)は1990年9月10日〜14日にかけて京都市の国立京都国際会館で開催された。今回はアジア地区で初めての開催であり,世界の精神薬理学者・精神医学者が一堂に会したことはわが国の研究者にとって意義深いことであった。この分野での最近の研究成果について6題の特別講演,64のシンポジウムの他,多くの一般口演・ポスター演題が発表され,内容は多岐にわたった。出席して感じた印象は海外で多くの新しい向精神薬が開発され,手づまりの感があった現行の精神科薬物治療にも新たな選択の可能性を期待できる状況が出てきたことであった。
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