Japanese
English
短報
強迫的多飲により高血圧を呈した精神分裂病の1例
A Case of Schizophrenic Patient who Reveals Hypertension Following Compulsive Water Drinking
宮本 歩
1
,
北脇 公雄
1
,
鯉田 秀紀
1
,
長尾 喜八郎
1
Ayumu Miyamoto
1
,
Kimio Kitawaki
1
,
Hidenori Koida
1
,
Kihachiro Nagao
1
1寝屋川サナトリウム
1Neyagawa Sanatorium
pp.1241-1243
発行日 1990年11月15日
Published Date 1990/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405902950
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I.はじめに
精神病院入院患者において,強迫的多飲症が欧米では6.6%4),日本では10.87)〜19%6)認められたと報告され,強迫的多飲症の身体所見として,けいれん発作,意識障害,水腎症,尿失禁,嘔吐,心肥大,浮腫などが指摘されている1)。今回我々は,精神分裂病として入院後,9年目より多飲行動を認め,14年目より高血圧を呈した精神分裂病の1例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する。
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