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シンポジウム WHO精神保健レポートと日本の課題
2001年World Health Report—新たなる理解,新たなる希望
World health Report 2001: New understanding, new hope
Benedetto Saraceno
1
Benedetto Saraceno
1
1WHO精神保健および物質依存部
1Department of Mental Health and Substance Dependence, WHO, Geneva
キーワード:
DALY
,
Disability Adjusted Life Years
,
GAP
,
Community oriented
,
Overall recommendation
,
Proposed Japanese psychiatry
Keyword:
DALY
,
Disability Adjusted Life Years
,
GAP
,
Community oriented
,
Overall recommendation
,
Proposed Japanese psychiatry
pp.1350-1359
発行日 2002年12月15日
Published Date 2002/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405902761
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本日は,ワールド・ヘルス・レポート2001についてお話をさせていただきます。
2001年のWHOのテーマとして,WHOのG. H. Brunthland事務総長が選びましたのが,初めてのことですが,精神保健(メンタルヘルス)でした。2001年4月7日を“世界精神保健デー”とし,各国で催しが行われ,5月にはWHO総会(世界会議)が開かれ,世界各国の厚生大臣,保健大臣が参加し,精神保健をテーマに話し合いました。そして10月4日に「ワールド・ヘルス・レポート2001」を発表(出版)しました。また,2002年は「精神保健年」という宣言をいたしました。そういう意味では,精神保健の分野で働く全世界の人々にとって,この報告書がキー・メッセージを届けてくれることになるだろうと思っています。特に,WHOの2001年報告書は,政策立案者,あるいは厚生省の人,あるいは各国の第一線で働く精神科医の先生方,あるいは精神保健に従事している人たちなどに読んでいただきたいと思います。
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