動き
「第49回日本病跡学会」印象記
渡辺 由紀子
1
1慶神会武田病院
pp.922-923
発行日 2002年8月15日
Published Date 2002/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405902698
- 有料閲覧
- 文献概要
第49回日本病跡学会総会は,長谷川病院院長柏瀬宏隆会長主催のもと,2002年4月19,20日の両日にわたり,東京都中央区日本橋の山ノ内製薬本社ビル2階ホールで開催された。1966年創立という長い伝統を持つ本学会は,毎年春に総会を持ち,年に2回の機関紙を刊行している。
病跡学とは,傑出した才能を持つ人物の創造性と病理の関係について精神医学的に考察していく学問であるが,近年その研究対象は文学,科学,絵画,映像,音楽,ポップカルチャーなどにジャンルを拡げ,エピバトグラフィや犯罪学など新たな方法論の導入や多彩な領域に踏み込んだ表現病理的考察も試みられるようになっている。
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.