Japanese
English
特集 精神疾患への栄養学的アプローチ
精神疾患患者への栄養食事指導時の食生活状況聴取のポイントと食事歴調査の実際
Points to Ask about Dietary Status during Nutritional Dietary Guidance and Actual Practice of Dietary History Survey
宮本 佳世子
1
Kayoko Miyamoto
1
1国立精神・神経医療研究センター病院総合内科部栄養管理室
1Nutrition Management Office, Department of General Internal Medicine, National Center of Psychiatry and Neurology Hospital, Tokyo, Japan
キーワード:
栄養食事指導
,
nutrition dietary guidance
,
コミュニケーション技法
,
communication techniques
,
傾聴
,
attentive listening
,
食事調査方法
,
diet research method
,
メタボリックシンドローム
,
metabolic syndrome
,
MetS
Keyword:
栄養食事指導
,
nutrition dietary guidance
,
コミュニケーション技法
,
communication techniques
,
傾聴
,
attentive listening
,
食事調査方法
,
diet research method
,
メタボリックシンドローム
,
metabolic syndrome
,
MetS
pp.314-318
発行日 2024年3月15日
Published Date 2024/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405207219
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抄録
メタボリックシンドローム(MetS)などの栄養学的問題を有する精神疾患患者への栄養食事指導(以下,指導)の実施と継続による効果は治療貢献度が高い。しかし,在宅療養を行っている外来患者では指導を受けて行動変容ができるようになり,改善結果が生じるまでには時間がかかる。そのため,その間に指導が継続できるよう,管理栄養士はコミュニケーション能力と指導の手技を修得する必要がある。特に,患者から得られる断片的な情報から全体像をつかみ,食生活の問題点の把握や食事内容評価を行うためには,聴取(傾聴)の技法は重要となる。食事調査方法などのツールはさまざまにあるが,それらを患者の状態に合わせて適宜用いて現状を把握し,問題点を少しずつ,時間をかけて確実に改善する指導が重要である。
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