Japanese
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特集 災害精神医学—自然災害,人為災害,感染症パンデミックとこころのケア
東日本大震災後の活動を振り返って—岩手県での取り組みを通して
Looking Back on Activities after the Great East Japan Earthquake:Through the Activities in Iwate Prefecture
大塚 耕太郎
1,2
,
赤平 美津子
2
,
三條 克巳
1,2
Kotaro Otsuka
1,2
,
Mitsuko Akahira
2
,
Katsumi Sanjo
1,2
1岩手医科大学医学部神経精神科学講座
2岩手医科大学医学部災害・地域精神医学講座
1Department of Neuropsychiatry, School of Medicine, Iwate Medical University, Iwate, Japan
2Department of Community and Disaster Psychiatry, School of Medicine, Iwate Medical University
キーワード:
災害
,
disaster
,
コミュニティケア
,
community care
,
津波
,
TSUNAMI
,
こころのケア
,
mental care and support
Keyword:
災害
,
disaster
,
コミュニティケア
,
community care
,
津波
,
TSUNAMI
,
こころのケア
,
mental care and support
pp.303-309
発行日 2023年3月15日
Published Date 2023/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405206866
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抄録
2011年に発生した東日本大震災における大地震と巨大津波から12年目となる。岩手県沿岸の被災地では発災当初より現在までこころのケアの活動が被災地自治体や岩手県こころのケアセンターにより行われている。大規模災害被災地では長期的なこころの健康の危機にさらされている。長期的な取り組みにより被災地のこころのケアを行っていく必要がある。岩手県沿岸は保健医療資源の少なさや,生活の回復の途上であることなど,地域の課題が積み重なっている。したがって,保健医療計画や県民計画の「復興推進プラン」にも重要課題として位置づけ,支援が継続的に行われることが重要である。
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