Japanese
English
特集 「実感と納得」に向けた病気と治療の伝え方
認知症
Providing Information on the Disease Called Dementia and Its Treatment for the Realization and Conviction of Patients and their Families
繁田 雅弘
1
Masahiro Shigeta
1
1東京慈恵会医科大学精神医学講座
1Department of Psychiatry, The Jikei University School of Medicine, Tokyo, Japan
キーワード:
アルツハイマー型認知症
,
Alzheimer type dementia
,
情報提供
,
providing information
,
満足度
,
satisfaction
,
告知
,
disclosure
,
受容
,
acceptance
Keyword:
アルツハイマー型認知症
,
Alzheimer type dementia
,
情報提供
,
providing information
,
満足度
,
satisfaction
,
告知
,
disclosure
,
受容
,
acceptance
pp.1617-1624
発行日 2021年11月15日
Published Date 2021/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405206485
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
抄録 認知症という疾患とその治療について,本人と家族が実感をもって聞き,納得できるような伝え方を検討した。まず医療機関の情報提供に対する家族の満足度に関する調査結果を概観した。続いて本人告知に対する家族の反応についての調査結果を紹介し,告知の意義と留意点を考えた。そして実感と納得に向けた伝え方について考える前に,自己の変化(変調や症状)への気付きをきっかけに病気を理解し受け入れていく過程を概観した。病気の受容の難しさについても言及した。これらの点をふまえて認知症という病気とその治療についての実感や納得に向けた伝え方について述べた。
Copyright © 2021, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.