Japanese
English
特集 精神医学・医療の未来を拓く人材育成
サイコオンコロジー領域における人材育成
Education and Training in Psycho-oncology in Japan
岡島 美朗
1
,
藤森 麻衣子
2
Yoshiro Okajima
1
,
Maiko Fujimori
2
1自治医科大学附属さいたま医療センターメンタルヘルス科
2国立がん研究センター社会と健康研究センター
1Department of mental health, Saitama Medical Center, Jichi Medical University, Saitama, Japan
2Center for Public Health Sciences, National Cancer Center
キーワード:
サイコオンコロジー
,
psycho-oncology
,
日本サイコオンコロジー学会
,
Japan psycho-oncology society
,
登録精神腫瘍医
,
registered psycho-oncologist
,
SHARE-CSTファシリテーター
,
SHARE-CST facilitator
,
臨床研究推進
,
promotion of clinical research
Keyword:
サイコオンコロジー
,
psycho-oncology
,
日本サイコオンコロジー学会
,
Japan psycho-oncology society
,
登録精神腫瘍医
,
registered psycho-oncologist
,
SHARE-CSTファシリテーター
,
SHARE-CST facilitator
,
臨床研究推進
,
promotion of clinical research
pp.289-295
発行日 2020年3月15日
Published Date 2020/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405206022
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抄録 日本人の2人に1人ががんに罹患する今日,がん医療に精神科医などのサイコオンコロジストが参加することが求められている。日本サイコオンコロジー学会(JPOS)がまとめた,サイコオンコロジストが備えるべき必須能力を示し,サイコオンコロジー領域で求められる医師像について概観した。そうした医師を養成するためにJPOSが主催している研修セミナーと,サイコオンコロジストに関する情報提供を目的とした登録精神腫瘍医制度を紹介した。また,サイコオンコロジストがオンコロジストと協働して行うがん治療医のためのコミュニケーション技術研修会(SHARE-CST)のファシリテーター養成について触れた。さらに,質の高い臨床研究のための人材を育成するJPOS研究推進委員会の活動を紹介した。
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