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編集後記
M. F.
pp.806
発行日 2018年7月15日
Published Date 2018/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405205647
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双極Ⅱ型障害は,抑うつの症状あるいは抑うつと軽躁の頻繁な交代の予測不能性が,臨床的に意味のある苦痛や機能の障害を引き起こすことが,診断の要件とされている(DSM-5)。
抑うつや軽躁は,誰もが経験し得る気分の変動である。そこには,どうしても自分の意のままにならない面と,自分でコントロールできる面とがある。人の気分の変動は,そのもともとの振れ幅という無意識的な過程と,それを安定化させようとする意識的な過程の,バランスにより形作られている。
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