--------------------
編集後記
M. F.
pp.234
発行日 2019年2月15日
Published Date 2019/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405205786
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
「病気ですか? 性格ですか?」,昔も今も本人や家族からしばしば尋ねられる質問です。かろうじて答えてはいますが,どのくらい腑に落ちていただけているでしょうか? どの教科書や診断基準を見ても,性格やパーソナリティの定義に苦労していることが,このテーマの難しさを表しています。「personality disorder」を素直に訳すと,「性格の病気」となってしまいます。
そうした難しさを含めて,専門家に考えと思いを自由に語っていただこうというのが,本号「オピニオン」の趣旨です。構成担当の飯森眞喜雄先生が序文で挙げた8つの疑問に,12名の著者がご自身の論を展開してくださっています。そこからは,パーソナリティ障害の現在についてのテーマが浮かび上がります。
Copyright © 2019, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.