Japanese
English
特集 リエゾン精神医学の現状と今後の展望(Ⅰ)
一般身体科医療とリエゾン精神医学
Consultation-liaison Psychiatry in a General Wards
宮地 英雄
1
Hideo MIYACHI
1
1北里大学医学部精神科学
1Department of Psychiatry, Kitasato University School of Medicine, Sagamihara, Japan
キーワード:
Consultation-liaison psychiatry
,
General wards
,
Multidisciplinary team approach
Keyword:
Consultation-liaison psychiatry
,
General wards
,
Multidisciplinary team approach
pp.169-176
発行日 2015年3月15日
Published Date 2015/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405204867
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はじめに
医療全体において,リエゾン精神医学とそれに携わる精神科医の役割は,医療の先進化や,患者の権利増加などとともに,年々注目度が増している。その流れの中で,いわゆる「精神科リエゾンチーム加算」が設定され,その概念やシステムが,「公的な制度」として示された。しかし,そのように注目されつつあるがゆえに,期待されているものや誤解,そして現状との乖離もみられているように思う。本稿では,一般身体科との精神科リエゾン医療の現状の一端を整理,紹介し,それをふまえた上で,考え得る今後の展望,課題について述べたい。
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