Japanese
English
研究と報告
岐阜県飛騨地方における精神障害の推移—精神病院初回新入院患者の30年間の統計
A Statistical Survey of New Psychiatric Patients in a Mental Hospital for Thirty Years
加藤 秀明
1
,
白河 裕志
1
,
広瀬 靖雄
1
,
須田 圭三
1
Hideaki Kato
1
,
Hiroshi Shirakawa
1
,
Yasuo Hirose
1
,
Keizo Suda
1
1須田病院
1Suda Mental Hospital
キーワード:
Mental hospital
,
Psychiatric new patients
,
Statistical study
,
Change of mental disorder
Keyword:
Mental hospital
,
Psychiatric new patients
,
Statistical study
,
Change of mental disorder
pp.875-881
発行日 1989年8月15日
Published Date 1989/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405204758
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抄録 須田病院(岐阜県飛騨地方に存在する単科の私的精神病院)へ初めて入院した初回新入院患者を,開設以来現在までの30年間にわたってその推移を検討し,以下の結果を得た。
1)総数の変化は少ないが,30歳代以下が減少し,70歳代以上が増加している。2)減少しているのは精神分裂病,進行麻痺,人格障害である。3)増加しているのはアルコール症と老年期痴呆である。4)てんかんと精神発達遅滞はやや減少しているが,一定数の入院はある。5)その他の疾患には大きな変化はない。
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