Japanese
English
短報
急性薬物中毒によるアルファ昏睡に紡錘波の出現した1例
A Case of Drug-induced Alpha Coma with Spindle Activity
西岡 和郎
1
,
粉川 進
1
,
太田 龍朗
1
Kazuo Nishioka
1
,
Susumu Kogawa
1
,
Tatsuro Ohta
1
1名古屋大学医学部精神医学教室
1Department of Psychiatry, Nagoya University School of Medicine
pp.589-591
発行日 1988年5月15日
Published Date 1988/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405204523
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I.はじめに
近年,急性薬物中毒によるアルファ昏睡の予後は良好とする報告がみられる。われわれは三環系抗うつ薬と抗不安薬による急性薬物中毒の結果,紡錘波の出現するアルファ昏睡に陥ったが後遺症なく回復した症例を経験したので,経時的に記録した脳波所見を中心に報告し,アルファ昏睡の予後,脳波の性状について考察を加えたい。
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