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展望
精神科領域におけるデキサメサゾン抑制試験の臨床的意義—第3回
The Dexamethasone Suppression Test in Psychiatric Field (3)
星野 仁彦
1
Yoshihiko Hoshino
1
1福島県立医科大学神経精神科
1Department of Neuropsychiatry, Fukushima Medical College
pp.918-932
発行日 1987年9月15日
Published Date 1987/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405204382
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Ⅵ.デキサメサゾン抑制試験の病態生理学的意義
前述の如く,デキサメサゾン抑制試験(DST)は,視床下部-下垂体-副腎皮質系(HPA-axis)の機能を調べる検査として開発されたものであるが,種々の精神疾患でDSTの異常が見い出された場合,疾患の病態生理とどのように関連づけるかについてはまだ不明な点が少なくない。本章では,主に感情障害を中心として,下垂体ホルモンや脳内monoamineなどとの関連性からDSTの病態生理学的意義について触れてみたい。
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