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                                特集 現代の子供—心身の発達とその病理—東京都精神医学総合研究所 第13回シンボジウムから
                        
                        
                
                  
                  
                  
                  
                            
                                    
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    幼少期の情緒・行動的問題の長期追跡研究—乳幼児期と思春期のつながり
                                    
                                    
                            
                            
                                    
                                    Follow-up Study of the Young Children with Emotional-Behavioral Disorders: From infancy to adolescence based on developmental-clinical view point
                                    
                                    
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                川井 尚
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                        
                                            
                                                Hisashi Kawai
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                  1東京都精神医学総合研究所
                
                
                
                
                  1Department of Clinical Psychology, Psychiatric Research Institute of Tokyo
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.143-154
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 1986年2月15日
                  Published Date 1986/2/15
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405204100
                
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- 1ページ目 Look Inside
I.序
幼少期に諸々の精神的問題をあらわした子どもが,その後どのような経過を辿り,思春期を迎え,現在どのような状態であるのかを,当時の臨床活動との関わりの中で明らかにすることは,臨床上意義あることと考える。なぜならば幼少期発達心理臨床1,2)のもつ役割とは,早期の臨床活動によって,そののち順調な発達を辿りうるよう援助することにあり,その臨床効果を問うことであるからである。そして,その中で経過のよいものや,さらに注意を要するものとがあれば,事例研究を行なうことによって,臨床法そのものの検討をはじめ,発達的な観点から,なぜそうであるのか,それに関する諸要因を明らかにする道が開かれ,今後の臨床活動に寄与しうると考えられるからである。
そこで,筆者がかつて担当した事例について追跡研究を行ない,これらの諸点についてある程度の知見を得たのでここに報告する。

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